顎関節症の治療❷(後半)

羽曳野市恵我之荘の青木歯科でございます。

前回は顎関節症での筋肉の痛みについてお話しさせていただきました。

今回は顎関節自体の問題について記載していきます。

❶口を開け閉めするときに『ポキポキ』音が鳴る場合

口を開け閉めするときに、皆さん耳の側で音が鳴りませんでしょうか??

この症状を有した場合は、一度お近くの歯科医院に行くことをお勧め致します。

この音の正体とは??

口を開け閉めする場合、顎関節は筋肉により前方や後方また左右へと

多方向に牽引されます。

このとき上顎の骨(関節窩)と摩擦により擦り切れないように、顎関節

の上に関節円板と呼ばれるものがあります。

いわゆるクッションの役割を担っています。 

この関節円板が食いしばりや歯ぎしりなどにより、前方方向などに

ズレてしまうことがあります。この現象により顎関節の動きが段階的

になります。そのときに詰まった関節円板を顎関節が勢いよく乗り越

える音が『ポキポキ』音なのです。

[治療法]

このポキポキ音、歯科用語で『クリック音』と言います。

クリック音を基本的に治すには、マウスピースを作製することが多いかも知れません。

しかしながら、マウスピースを使用することでより顎関節症が悪化することも少なくありません。

青木歯科でもマウスピースを作製することは勿論ありますが、慎重に

適応症例かを診断した上で治療を行っていきます。

では青木歯科での基本的な治療法とは?

これは噛み合わせを誘導していくことにあります。

人間に利き腕があるように、噛みやすさの左右差というのも存在します。

筋肉や顎関節を触診することで、疲れている筋肉の部分はどこか?

顎のズレはないのか?様々なポイントを押さえて、顎関節のリハビリ

を行い、左右のバランスをリターンさせていきます。

細かなやり方はここでは割愛させていただきますが、当院へお越しい

ただいた際は、お気軽にご相談ください。

❷口が急に開かなくなる場合

朝起きたら急に顎が開かなくなった、、、

このような経験をお持ちの方はいらっしゃることでしょう。

文字で書くと大したことがなさそうに思えますが、いざ実際に経験

するとパニックになる方は多いです。

そのようなときは、焦らず一度深呼吸して歯科医院に足を運んでいた

だけたらと思います。

青木歯科でも応急処置にて対応させていただき、当日にはお口を以前

と変わらず開いていただけるようにさせていただきます。

❸顎が外れてしまった場合(顎関節の脱臼)

あくびをすると顎が外れてしまって閉じれない。

上記の❷と同様に多い症状になります。

この時も焦らず歯科医院へ行きましょう。

顎関節が関節円板を乗り越えすぎて、元の位置に戻れなくなります。

これが顎関節の脱臼と呼ばれるものです。

治療法においては、脱臼した顎関節を徒手的整復にて元来の位置に戻していきます。

当日に回復しますので、ご安心ください。

(まとめ)

顎関節は他の関節と異なり、左右の動きが連携しています。

つまりどちらか一方が悪くなると、逐次もう片方の顎関節も悪化してしまいます。

少し顎が痛いけどすぐ治るだろうと放置すると、取り返しのつかない

状態になることも少なくなりません。

噛み合わせがおかしくなると、心的にも悪影響を及ぼして日常生活に

多大な不自由をきたします。

我々青木歯科ではそのような状況に患者さまが陥らないように日々の

診療でも顎関節には重きを置いております。

長年に渡りお悩みの方も、ご遠慮なく一度青木歯科へ足を運んでいた

だけたら幸いです。

 
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