羽曳野市恵我之荘の青木歯科でございます。
本日はお子さまのむし歯の治療についてお話しさせていただきます。
お子さまの歯にむし歯ができた場合、大きさによって治療方法は変化します。
青木歯科での乳歯治療の基本となるのは、コンポジットレジン治療となります。
コンポジットレジンとは、いわゆるプラスチック治療となります。
近年歯科治療において、材料として飛躍的に発達しているのが、
このコンポジットレジン修復となります。
コンポジットレジン修復の最大のメリットを下記に記します。
⭐︎むし歯を『限局的』かつ『低侵襲』に削ることが可能です。
一般的な型取りを行う詰め物(インレー)は、既成の形に歯を削る必要があるので健全な歯も少し削らなければいけません。
しかし、コンポジットレジン修復は基本的には最小限の削る量となります。
つまり、削った後の知覚過敏や痛みが軽減することもあります。
さらに乳歯の特徴としては、永久歯よりも小さく歯と神経までの距離が短いので削る量が多ければ影響は生じやすいです。
以上を理由に小さなむし歯の場合は、コンポジットレジン修復を選択しております。
さてコンポジットレジン修復の欠点についてもお話しさせていただきます。
⭐︎コンポジットレジン修復の欠点としては状況にも左右されますが、
脱離しやすいという特徴があります。
お子さまの治療において、コンポジットレジンが脱離する主な原因は
唾液によるものが多く占めています。
小児の特徴として唾液がよく出るという特徴があります。
歯科治療においての乾燥と防湿というのはとても重要です。
湿潤な環境で、詰め物をセメントでつけるとすぐ脱離が生じます。
お口の中というのは、ただでさえ唾液などがあり湿潤な状況です。
そして唾液が出やすい子どものお口の中では脱離症状があるのは
言わずもがなです。
⭐︎お子さまのコンポジットレジン修復における外れにくいようにする対応策
乾燥な状況を作り上げる器具(唾液を自動に吸引する器具)を使用することもあります。
❶ラバーダム防湿
→治療する歯にゴムを引っ掛けます。そうすることでお口の中の唾液が治療部位に入りにくくなります。
ただし、お口を塞ぐようにゴムを掛けるのでお口で呼吸がしにくくなります。つまり鼻呼吸ができないお子さまには適応外となります。
また、お子さまの治療においてうまく水を溜めれなかったり、治療中に舌が動いてしまったりと治療において様々なクリアしなければいけない条件があります。
[まとめ]
青木歯科では、決して無理に治療することは行いはせん。
お子さまと対話し、治療が必要であっても段階的に治療の程度を上げることが重要です。
また保護者の方々にもご納得していただける治療を提供しますのでご安心ください。