羽曳野市恵我之荘の青木歯科でございます。

本日は歯科においての麻酔について記述していきたいと思います。

さて麻酔と聞いてゾッと背筋が凍った方もいらっしゃると思います。

『麻酔🟰針で刺されて痛い』　このイメージが根強くあると思います。

特に口の中は治療中は見えないので、恐怖心がより高まってしまいます。そしていつのまにか麻酔がトラウマになり歯医者から遠のいていくことが多いでしょう。

私たち青木歯科では、この麻酔という治療行為にとても重きを置いております。

重きを置くとは具体的にどういうことなのか??

❶針を刺しても痛くないようにすること

❷麻酔をするタイミングを見極めること　

この2つのことと言っても過言ではありません。

それではここからより詳しく、細大漏らさず記載していきましょう。

⭐︎青木歯科では『痛くない麻酔』を提供します

痛くない麻酔の第一条件として青木歯科でマストとなるのは表面麻酔になります。

表面麻酔とは、麻酔を射つ前のやさしい麻酔のことです。

麻酔と言っても、表面麻酔自体は全く痛みはありません。

また軟膏タイプやシールタイプなど様々なものがあります。

ただし重要なことはどの表面麻酔を使うかではなく、正しい使い方をすればどの表面麻酔でも効能を有します。

患者さま各々で口腔内の状況は異なります。ましてや同じ方でもその日によっても唾液の出る量や麻酔が効きづらいかも変化します。

今回は歯ぐきのどの部分に置けば効きやすいのか？

毛細血管はどのように走行しているのか？

歯ぐきの腫れはあるのか？

当院では様々なシチュエーションに分別して、麻酔と表面麻酔を行っていきます。

⭐︎痛い時にする麻酔は効きにくい

例えば親知らずの周りの歯ぐきが腫れて痛むと仮定します。

その時に麻酔は効きやすいのか？？

→答えはNOです。

基本的に痛い時に射つ麻酔は効きづらいです。

これは意外と多くの方がご経験しているかもしれません。

では何故痛い時に麻酔が効きづらいのか？？

→簡潔に言うと炎症が起こっている部分は酸性に傾いています。

麻酔の成分は主にアルカリ性です。

つまり炎症部位に麻酔をすると中和反応が生じます。

その中和反応により麻酔の作用が弱まってしまうのです。

これが主な原因となります。

よって炎症により腫れなどが生じている場合、抗生物質などの投与により炎症の程度を軽減させてから処置を行う方が良いことも多いです。

⭐︎腫れている部分に麻酔を射たない

腫れている場合に麻酔をするメジャーな症例として、切開を行い膿を出す処置があります。

ただし、腫れている部分に麻酔を射つと内圧が急激に上昇し激痛を起こします。

よって痛みが生じないように工夫をして麻酔を行うことが大切です。(傍潤麻酔)

まとめ

このように麻酔一つでも、とても奥が深く大事なことであります。

小児歯科治療などにおいても、小さなお子さまに麻酔を行なった後にアレルギー反応が生じることや、妊婦の方や高齢者の方でも麻酔後に迷走神経反射という意識障害も出ることがあります。

つまり口にする麻酔は体にも影響を及ぼします。

当院では麻酔後は血圧も測定し、身体に変化がないかも常に注視しておりますのでご安心ください。

たかが麻酔、されど麻酔です。

皆さまも麻酔に関して疑問などございましたら、当院にいらしていただけたら直接より詳細もご教示させていただきますのでよろしくお願い致します。